山口県は、日本海側と瀬戸内側の両方を持つ地形で、地域によって湿気のたまり方に差が出やすいのが特徴です。
日本海側では冬場の湿った空気、瀬戸内側では梅雨・秋雨・台風時の湿気、さらに川や田んぼが近い住宅地では年間を通して床下が乾きにくいケースも少なくありません。
「床がひんやりする」「家の中がカビくさい気がする」
そんな違和感がある方は、床下に湿気トラブルが潜んでいる可能性があります。
今回は、床下写真から分かるチェックポイントを分かりやすくまとめました。
■ ① 土の色が“濡れて黒く”見える
床下の地面が黒っぽく見える場合、地中の水分が多く、湿気が抜けにくい状態です。
山口県では、日本海側の粘土質の地盤や、川沿い・田畑に囲まれた立地でよく見られます。
写真での判断ポイント
- 点ではなく“面”で黒く湿って見える
- 束石(つかいし)の周囲だけが濡れている
- 土の表面に白い粉のようなカビが点在している
■ ② 断熱材の“垂れ落ち”
湿気を含んだ断熱材は重くなり、固定金具から外れたり、波打つように垂れ下がることがあります。
山口県では、冬の寒さ対策として断熱材を厚く施工している住宅ほど、この症状が目立ちます。

写真での判断ポイント
- 断熱材がたるんでいる・波打っている
- 表面が黒ずんだりシミが出ている
- 金具・留め具から外れている
※この状態は、カビやシロアリの発生リスクが一気に高まります。
■ ③ 木材表面の“白粉”や“黒カビ”
床下木材に白や黒の斑点が見える場合、カビが繁殖している可能性があります。
山口県は年間を通して湿度が高めなため、特に梅雨~秋口に一気に広がるケースが少なくありません。
写真での判断ポイント
- 木材表面に白い粉のような付着物
- 黒くまだらな変色
- 実際の点検で触ると粉が手につく
カビが発生する環境は、シロアリが好む湿度条件とほぼ同じと考えてください。
■ ④ 金属部分の“サビ”
床下の鋼製束や金具、ジャッキにサビが出ている場合、長期間湿気がこもっているサインです。
築10〜20年ほどの住宅で多く、放置すると床鳴りや不陸(傾き)の原因になることも。

写真での判断ポイント
- ネジ山や接合部が赤く錆びている
- 白い塩のような腐食物が出ている
- コンクリートとの接地部分が常に湿っている
■ 床下の湿気は“放置するとシロアリリスク”
湿気が多い床下環境は、
- シロアリ被害の発生
- カビ臭・空気環境の悪化
- 床のきしみ・沈み
- 断熱性能の低下
といったトラブルにつながりやすくなります。
写真で気になる点があれば、早めの床下点検が重要です。
山口の住まいを長く守るためにも、「見えない床下」こそ定期的にチェックしておきましょう。





