今日はイエシロアリの駆除工事を施工してきました。
駆除工事と申しましてもイエシロアリの場合は一発完了という訳にはいきません。
今日は駆除の第一段階である誘引処理です。
じゃあ誘引処理とは何をするのか?
ですが被害箇所を穿孔し駆除専用薬剤を注入する、コレだけです(笑)。
現場に到着し挨拶ついでに被害状況を聞き出します。
築23年という事でお施主様もかなりショックを受けられています。
「安心して下さい、確実に駆除しますから」と宣言し、早速小屋裏から施工開始です。
ぱっと見は問題なさげですがよく見ると被害が進行しています。
また、天井下地ボードをよく見ると
またこの住宅は屋根断熱構造ですが、断熱材にも被害が進行していました。
アップで見ると
また、イエシロアリの食害痕の特徴として木材の皮を残して中身を綺麗に食べる事が挙げられますが、例えばこの小屋束。
小屋裏処理が終了後、昼からは床下処理です。
と、ここで今日一番の驚きの光景を目の当たりにします。
こちらの住宅はベタ基礎なのですが何かが大量に落ちています。近寄って見ると、
死骸はかなり乾燥している様子なので、死んだのは最近の事では無いような気がします。
お施主様に聞いて見ても今まで、シロアリ駆除工事は一切やっていないとの事です。
誘引処理の後にシロアリが大量に死んでいた事は今まで何度も有りますが、今回の様な現象は初めてです。
ま、理由が何にせよ今現在イエシロアリの活動があるのは間違いないのであまり気にせず誘引再開です。
床下も小屋裏同様に被害箇所にイエシロアリの活動が確認できました。
しかし、今日の住宅はベタ基礎の為、床下に蟻道は一本も上っていません。恐らく基礎と化粧モルタルの間を通って床下に進入していると推測されます。
恐らくこんな感じになっているのではと思われます。
床下に蟻道が無いのは事前に知らされていたので役に立つのでは?、という期待で今日はサーモカメラを用意してきました。
で、目星をつけた箇所をカメラで見てみると
いかにも怪しげに【末広がり】で温度差が確認できました。(中心部は化粧モルタル下の基礎セパレータ)今日の施工はここまでで終了。次回は誘引処理の確認作業です。
竹澤