春から夏にかけて、家の周りや室内でハネアリを見かけることはありませんか? 毎年のように発生している場合、それはシロアリの巣が近くにあるサインかもしれません。
ハネアリは繁殖のために飛び立つシロアリの成虫であり、屋内で発生しているなら、すでに家の中にシロアリが棲みついている可能性が高いのです。シロアリ被害は気づかないうちに進行し、家の柱や床を内部から食い荒らし、耐久性を著しく低下させることがあります。
特に、ハネアリが群飛(繁殖活動)を始める前の時期は、被害を未然に防ぐための最適なタイミング! 早めに点検と予防対策を行い、大切な住まいを守りましょう。
ハネアリを見かけたら要注意!放置すると危険
「ただの羽アリだし、そのうちいなくなるだろう」と考えてしまいがちですが、それはシロアリ被害の兆候かもしれません。

ハネアリが発生する原因とは?
ハネアリの発生は、シロアリの巣が活発に活動している証拠です。シロアリは湿気の多い場所や木材の内部に巣を作り、長期間にわたって木材を食害し続けます。そして、ある程度成長すると新しい巣を作るために飛び立つのがハネアリ
つまり、毎年のようにハネアリを見かける場合、すでに自宅のどこかでシロアリの被害が進んでいる可能性が高いのです。
ハネアリ発生のサインを見逃さない!
シロアリは家の見えない部分で被害を拡大させるため、普段の生活の中では気づきにくいことが多いです。しかし、以下のようなシロアリ被害のサインが見られる場合は、すぐに点検を行うことをおすすめします。
チェックリスト:シロアリ被害の兆候
家の中で大量のハネアリを見かける(特に雨上がりや暖かい日)
床や壁にシミのような跡がある
木部を叩いたときに空洞音がする
玄関や窓枠、柱の周りに「蟻道(ぎどう)」と呼ばれる土のトンネルがある
床がふわふわしている、沈む感じがする
家の周りに枯れ木や腐った木材がある
上記のサインが1つでも当てはまる場合、すでにシロアリ被害が進行している可能性があります。早急に専門業者による点検を行いましょう。
群飛前の今こそ!点検&予防対策を実施しよう
ハネアリが群飛を始めると、さらに繁殖が進み、被害の拡大を招くリスクが高まります。そのため、今の時期にしっかりと点検を行い、必要な対策を講じることが大切です。
シロアリ点検を依頼する
シロアリ被害は目に見えにくい場所(床下や壁の内部)で進行するため、専門業者によるプロの点検を受けることをおすすめします。一般の方では判断できない兆候や被害の進行状況、シロアリの種類を特定し、適切な対策を提案してくれます。
自分でできるシロアリ対策
家の周りの環境を整えることで、シロアリの発生リスクを減らすことができます。
木材やダンボールを放置しない(シロアリのエサになりやすい)
床下の湿気対策を行う(換気をよくする、防湿シートを敷くなど)
雨漏りや水漏れを早めに修理する(シロアリは湿気を好む)
基礎部分に隙間を作らない(シロアリの侵入経路を減らす)
予防施工で長期的な安心を確保
シロアリがすでに発生している場合や、発生リスクが高いと判断された場合は、専門業者による防除施工を検討しましょう。
主なシロアリ防除の方法
薬剤散布(床下や木材にシロアリ駆除・予防用の薬剤を処理する)
ベイト工法(毒餌を設置してシロアリを巣ごと駆除する)
木部処理(木材に防蟻剤を塗布し、食害を防ぐ)
特に、予防施工を行えば、5年〜10年にわたりシロアリの発生を抑えることが可能です。「まだ被害はないから大丈夫」と思っているうちに、知らない間に家の構造が食い荒らされていた……というケースも多いため、早めの対策が肝心です。
まとめ:ハネアリを見かけたらすぐに点検を!
ハネアリを毎年見かけるなら、シロアリの巣が近くにある可能性大!
群飛が始まる前に点検&予防対策を実施しよう
専門業者による診断&防除施工で長期的な安心を確保
湿気対策や環境管理でシロアリの発生を防ぐ
シロアリ被害は、早めの点検と対策が何よりも重要です。
「最近、家の周りでハネアリを見かけることが増えた」
「床や柱がなんとなく弱くなっている気がする」
このような不安がある方は、ぜひ弊社での点検を検討してみてください!
住まいを長く快適に保つために、今できることを始めましょう。